「薬を残さずのんでいる」なら安心?

のみ忘れた時の対応を確認して
薬は残さずにのまなければ思うあまり、残さずにのむことが目標になり、のみ忘れた分をついまとめてのんでしまう人がいます。しかし、もし「朝夕にのむ薬」を夜にまとめてのんだら、一度に2倍の量をのんだことになります。薬の量が多ければより効果が高くなるわけではなく、薬の副作用は起こりゃすくなります。
一般に、薬は「1回分が抜ける」ことよりも、「2回分をまとめてのんで薬の量が多くなる」ほうが危険です。高齢者の場合、薬の副作用が出やすいこともあるため、特に注意が必要です。
継続的に使う薬にのみ残しが出たときは、「どの薬が、どれだけ残っているか」が重要な情報です。「昼のむ薬は忘れやすい」とわかれば、服薬を朝夕にまとめられないかなど、処方の見直しが必要です。もし、「のみにくい」「のむと具合が悪くなる」など、のみたくない理由があるなら、その対応が先決です。
薬ののみ残しが出できたら、医師・薬剤師に正直に伝えて対策を相談してください。