はしか、関西中心に患者急増?

厚労省が注意喚起
はしか(麻しん)の患者が関西を中心に増加しています。飛まつ感染や接触感染だけでなく空気感染も起きるため、感染力が非常に強く広範囲に拡大します。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日別が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現し、重症になる場合があるほか、妊婦が感染すると流産や早産のおそれもあります。
日本は平成27年に、はしかの「排除国」と認定されましたが、世界的に患者数が多い状態なので、海外から持ち込まれたと考えられるウイルスにより、はしかの患者数が増えています。
東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、日本を訪れる海外旅行者は急増し、はしかのウイルスに接触する機会も増えます。子どもは定期接種を必ず受け、医療関係者や保育士など、乳児や妊婦に接する人は、特にワクチンが必要か検討してください。
なお、はしかが疑われる場合は、事前に医療機関に電話などで症状を伝えてから受診してください。