シャラポア選手がドーピング?

「うっかりドーピング」に気をつけよう
女子テニスの元世界ランク1位、ロシアのマリア・シャラポワ選手が2016年3月7日に記者会見を開き、1月の全豪オープンテニスでのドーピング検査で、禁止薬物「メルドニウム」の陽性反応が出たと発表しました。
シャラポワ選手は、心臓疾患、糖尿病の兆候などの疾患に対し、医師から10年近くこの薬が処方されており、1月に禁止薬物リストに入ったことを知らなかったと語っています。
彼女の言葉の真偽はさておき、日本でも日常的に使う市販薬やサプリメントに、ドーピングに該当する成分(禁止物質)が入っていることを知らずに摂取してしまう「うっかりドーピング」という事例が多くなっています。例えば、漢方薬の葛根湯などのかぜ薬や咳止めなどに禁止物質が入っています。また、海外のサプリメントにも禁止物質が入っている場合が多いため、アスリートは、必ずスポーツ専門の薬剤師(スポーツファーマシスト)にドーピングについて確認することが大切です。