ノロウイルスに感染したら?

便や吐物は塩素系漂白剤で処理
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、毎年11月頃から増加し翌年1月が発生のピークです。今年は過去10年間で2番目に多く、厚生労働省が注意喚起を行っています。
主な感染経路は、汚染されていた二枚貝などの食品や感染者との接触感染だけでなく二次感染があります。特にノロウイルスは空気中での生存期間が長く、12日以上も前に汚染されたカーペットを通じて感染が起きた事例も知られているため、誰かがノロウイルスに感染した場合、十分な予防対策をしても感染が起こる可能性があります。
ノロウイルスは小腸で感染・増殖すると考えられているため、便や吐いたものが付着したと考えられるものを塩素系の漂白剤で処理し、ドアノブ、蛇口など家族が手を触れることの多い箇所の消毒も徹底します。消毒用アルコールはあまり効果がありません。トイレでは、感染者の排便後はノロウイルスが拡散しないよう便器のふたを閉めて水を流してください。
【2013.1.13掲載】