リオ五輪で日本でもジカ熱拡大?

虫よけ剤を上手に利用
ジカ熱は、ジカウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されたり、性交渉で感染します。今夏、ジカ熱が流行しているブラジルでリオ五輪が開催されるため、ブラジルで感染し戻ってくる日本人から2次感染が予想されます。多くが自然に治り、過度に恐れる必要はありませんが、感染した妊婦から知的障害などが表れる「小頭症」の子どもが生まれることが問題です。
ジカ熱を防ぐためには、蚊に刺されないよう市販の虫よけ剤を上手に使いましょう。虫よけ剤の持続時間は4~6時間で、汗をかくととれてしまうため、その都度つけ直します。生後6ヵ月未満の乳児には使用せず、小さい子どもは使用回数を少なくし、霧状の液を吸い込まないようティッシュタイプやロールオンタイプのものを使うようにしましょう。
自宅でよく蚊に刺される場合は、近くに蚊の幼虫が繁殖する雨水がたまるような場所があるため、それらをなくして駆除を進めることが大切です。