ワクチン接種後の反応と対処法は?

必要に応じて解熱鎮痛薬
新型コロナワクチン接種後は15分間の観察をします。ただし、ワクチンや注射に対する即時型アレルギー反応やアナフィラキシーの経験者は30分間です。
ワクチン接種後の反応にはアナフィラキシーと局所・全身反応があります。アナフィラキシーが起きるとすれば接種直後の観察期間(15~30分)に発生が考えられますが、そのような事態に備えて適切な治療が受けられるようになっています。
局所反応には、注射部位の痛み、腫れ、紅斑、ワクチンを投与した側の腕の腋窩リンパ節腫脹があり、全身反応には、発熱、疲労、頭痛、寒気、筋肉痛、関節痛があります。このような症状は、ほとんどが軽度~中等度で、接種後3 日以内に発症して1~3 日で解消します。若年者で多く発生し、2 回目の接種後の方が高頻度で強い症状が認められます。
局所・全身反応の対処法に解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬)が用いられますが、接種後の症状の予防目的で使用してはいけません。