予防接種で変わったことは?

接種間隔が変更など
異なる種類のワクチン接種は、不活化ワクチンは6日以上、生ワクチンは6日以上間隔を空けるとされていました。しかし、2020年10月、予防接種法が改定され、異なる注射の生ワクチンを打つ場合のみ、1つ目の後に27日以上空けることが制限となり、複数のワクチンを同時接種することができるようになりました。なお、副反応が強くなったり、頻度が増えたりすることはありません。
また、ロタウイルスワクチンが定期接種化されました。1 価(ロタリックス)と5価(ロタテック)の
ワクチンがありますが、どちらも効果は同等で、すべてのロタウイルス胃腸炎の75~85%、入院を要するような重症胃腸炎の85~98%を予防できます。
そして、日本では接種後の体調不良の訴えのため積極的勧奨を中止されている子宮頚がん(HPV)ワクチンですが、世界的には効果、安全性とも非常に優れていると評価されており、日本産科婦人科学会、日本小児科学会などの専門学会も接種を推奨しています。