妊娠中のカフェインは?

コーヒー3~4杯まで
カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、エナジードリンク、チョコレートなど多くの飲食物に含まれており、とても身近な食品成分です。しかし、カフェインには胎盤通過性と母乳移動性がることが知られており、政界保険機関(WHO)は、1日300mgを越えるカフェインを摂取している妊婦に対しては、妊娠損失(流産、死産、子宮外妊娠、奇胎妊婦など)や低体重出生リスクを減らすため、摂取量を減らすことを推奨しています。
妊娠中に摂取できるカフェイン量の目安は国によって異なりますが、200~300mg/日以下の国が多いです。玉露などカフェイン含有量が多い飲料なら200mL/日弱でも上限に達しますが、紅茶や煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶、玄米茶は100ml/日程度です。コーヒーであればマグカップ3~4杯までが妊婦に悪影響がないとしています。他のカフェインを含む飲料物との兼ね合いもありますが、目安として知っておきましょう。