抜歯後の疼痛対策は?

1時間後に多めの水で服薬
抜歯後、歯科医師から、痛くなったら服用するように鎮痛薬が処方されることがあります。例えばロキソプロフェン(商品・・ロキソ=ン、他)2錠の鎮痛効果は、臨床的には15分以内に52%、30分以内には84%にみられ速効性にすぐれています。
しかし、ロキソプロフェンはプロドラッグと言われ、胃に対する副作用が少なくなっているので効き目が遅く、約50分かかることがあります。そのため痛くなってからか服用すると、最悪の場合、50分程度の苦痛を味わうことになります。
なお、歯科医師は抜歯の部位によって浸潤麻酔と伝達麻酔を使い分けており、親知らず以外は浸潤麻酔で抜歯を行います。浸潤麻酔は1時間~3時間ほど麻酔の効果が続きます。
以上のことから浸潤麻酔の場合、抜歯後1時間してからロキソ二ン錠を2錠服用すれば疼痛対策になります。その際、胃荒れを防ぐため何か食べてからと考えますが、麻酔が切れるまで食事は回避し、なるべく多くの水で服用しましょう。