子宮頸がんの予防は?

ワクチンと検査
子宮頸がんは子宮の入り口部分に発症し、20~30代の若い女性に多い病気です。遺伝ではなく性行為によるヒトバピローウィルス(HPV)による感染で引き起こされます。女性のおよそ8割は生涯に1度は感染するウィルスですが、ほとんどの人は自然に治り、1割の人は感染が持続してがん化するといわれています。
予防には子宮頸がんのワクチン接種と検査があります。ワクチンは12歳から16歳の女性を対象に定期接種として承認され無料ですが、希望する場合は自治体へ申し込む必要があります。日本ではワクチン接種後に慢性の痛み、しびれや全身の脱力などが出て社会問題化しましたが、厚生労働省と専門家が追跡調査や国内外のデータを分析した結果、副作用が多発するわけではないとお墨付きを出しています。
検査は子宮頚部を採取し以上がないか調べます。がんになる前の段階で発見し処置できるため、2年に1回、感染のリスクがあれば1年に1回定期健診を受けてください。