床ずれの予防と治療は?

悪化前にチェックを
床ずれは、寝たきりで体の向きが変えられない状態が続き、同じ場所が圧迫されて血流が悪くなり、皮膚が赤味を帯びて傷ができてしまうことです。仙骨(お尻の出っ張った骨)にできやすく、ひどいときは皮膚が壊死して穴が空き、筋肉や骨が見えることもあります。
床ずれの予防は圧力を減らす事です。ポイントは身体を点ではなく面で支えるようにし、側臥位では脚に枕などを挟み、寝ている体と布団の角度を斜め30度に保つといいようです。
定期的に体の向きを変え、擦れる部分はオイルで乾燥を防ぎ、排泄、失禁の場合は清潔にし、全身の栄養状態もケアしましょう。
床ずれになってしまったら、病院で外科的に切除したり、塗り薬で治す方法があります。
もし、仙骨などの出っ張った骨の上が赤や紫色になっていたら、そこを指で3秒ほど軽く押し、白くなった後に離して赤くなれば大丈夫です。押しても白くならず、赤や紫のままなら、すぐに専門の医療機関に相談してください。