期限切れの緑内障の目薬をさしたが?

雑菌などで汚染の可能性
緑内障や高眼圧症のトラボプロスト(商品名:トラバタンズ点眼薬)は、開封後4週間経過した場合、残りを使わないように指導されます。これは、点眼容器が睫毛などに触れ、開封に伴って雑菌などが入り汚染の可能性があるからです。
しかし、1本が2.5mlで、ほぼ1か月以内で使い切ってしまう程度の量しか入っていないため、もし、かなり余っているようでしたら、毎日の点眼を忘れていないか確認しましょう。この目薬は、体調がよくなったからと中止したり、点顔量を加減したりすると病気が悪化することがあります。
気をつけたいのは、虹彩色素沈着というメラニンの増加により黒目の色が濃くなることがあります。また、目の周りが黒ずんだり、まつげが長く、太くなったりすることがありますが、点眼を中止すると元に戻る可能性があります。目薬が目の周りについた場合は、すぐにぬらしたガーゼやティッシュでよくふき取るか、目を閉じて洗顔してください。
【2012.12.16掲載】