消毒用アルコールとは?

80%前後のエタノールのこと
新型コロナウイルスに効果があるアルコールですが、市販品にはエタノール(エチルアルコール)とイソプロパノール(イソプロピルアルコール)、メタノール(メチルアルコール)があります。
エタノールは酒の成分と同じで、「無水工タノール」(濃度99%以上)、「エタノール」(95%)、「消毒用エタノール」(80%前後)があります。ただし、無水エタノールはすぐに蒸発するため電子機器の掃除などに使われ消毒には適していません。消毒に適しているのは、濃度を80%前後に薄めた「消毒用エタノール」で市販品には、安全性や効果はエタノールに劣るものの酒税が免除されたイソプロパノールを添加し、安価にした製品もあります。消毒用エタノールが品薄な時は、無水エタノールを精製水で薄めて使うこともできます。
一方、メタノールはアルコールランプなどの燃料に使われる工業用で、消毒には適していません。多量に摂取すると失明し、命を落とす危険もあります。