胃の全摘手術後に欠乏症?

ビタミンB12不足
ビタミンB12(VB12)は、悪性貧血を防ぐ、葉酸と協力して赤血球の産生に働く、神経の機能を維持するなどと言われています。
vB12が不足すると、新たに血液を造ることができずに起こる巨赤芽球性貧血、末梢神経障害(しびれや、手足のチクチクする痛み)、疲労体力低下、便秘、食欲不振、体重澱少などの症状が起こる可能性があります。
1日の摂取推奨量は30歳~49歳の男女とも2.4μgで、非常に微量なため適常の食事では欠乏することはあリませんが、植物性食品にはほとんど含まれておらず、厳格な菜食主義者は不足することがあリます。また、胃を切除された方、慢性的に胃炎がある方、50歳以上の中高齢者(萎縮性胃炎などで胃酸分泌が低下している)は食品中に含まれるビタミンB12の吸収率が減少します。
VB12の不足を疑うのであれば、豊富に含まれる食品(レバー、あさり、しじみ、など)を摂ったり、栄養機能食品であるサプリメントを利用しましょう。