薬の飲み忘れは問題?

治療効果が得られない
治療薬には、いろいろな薬があり、食前・食後など薬を飲むタイミングが細かく決まっています。
もし、薬を飲み忘れると、合併症のリスクが高まるなど適切な治療の効果は得られませんし、タイミングを間違えると、けいれん、昏睡などの重篤症状につながることもあります。
また、日本の医療費を考えると、飲み忘れで約500億円の無駄なコストが発生しています。
単なる飲み忘れで残薬がある場合は、医師・薬剤師に残薬があることを申告し、飲み忘れ対策について連携を取りましょう。
医師側からは、薬の治療により、まだまだ頑張れば良くなるということを患者に納得してもらうような丁寧な説明が必要になります。
一方で、薬の治療に消極的で薬をきちんと飲みきらない患者は、薬の治療に積極的で薬を100%飲んでいる患者に比べ、死亡リスクが12倍にもなると警鐘を鳴らす論文もあります。患者側も薬の治療に積極的に参加し、治療効果を上げていきましょう。