薬を飲むのが大変になったら?

何に困っているかを相談
薬は正しく使わないと、かえって害になることもありますが、高齢になると、さまざまな理由で指示どおりに服用することが難しくなることがあります。
例えば、飲み込む機能が低下して錠剤が飲み込みにくくなります。
そのような時は、口に含むと唾液で崩れる口腔内崩壊錠や液剤、ドライシロップ、ゼリー剤などに変更したり、薬局で売っている服薬用ゼリーなどを利用すると、飲む込みやすくなります。また、アルツハイマー型認知症の薬には貼り薬があり、骨粗鬆症なら月1回、年1回の注射でも治療できます。
手指の細かい動きが難しくなり服薬が大変という場合も、錠剤をシートから取り出しやすくする自助具を使ったり、薬局で1回ずつ袋に入れてもらうよう頼むことも可能です。
薬の種類が多くて飲み残しが増える場合は、お薬カレンダーやお薬ケースなどを利用するのも1つの方法です。
処方された薬を飲むのが大変と感じたら、何か大変で「できない」かを薬剤師に伝えて相談してください。