蚊に刺されたら?

市販薬を効果的に使う
蚊に刺されると、ついボリボリ掻いてしまいますが、それで治まるのは一瞬で、掻いた後はよけいにかゆくなります。また、掻いて傷になると、そこから細菌に感染し、痕が残ることもあります。特に子どもは、とびひ(伝染性膿痂疹)に注意しましょう。
蚊に刺されたときは掻かずに、すぐにかゆみ止めの薬を塗ります。かゆみ止めの市販薬は、いくつかの成分を組み合わせているので、添付文書や外箱の成分表示を確認して購入し、用途に応じて使い分けましょう。
虫刺されによるかゆみに効く成分は、抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン塩酸塩など)、ステロイド薬(プレドニゾロンなど)、清涼成分(1-メントール、d1-カンフルなど)があります。その他、局所麻酔薬(リドカインなど)や殺菌消毒薬が配合されているものもあります。中でも、消炎・血行促進作用のあるヘパリン類似物質は、皮膚の再生を促すので、赤くなったり黒ずんでしまった痕にも効果があります。