誤嚥(ごえん)性肺炎とは?

食物などが気管に入り起こる肺炎
誤嚥性肺炎とは、口の中の唾液や食物、胃の中の胃液などが誤って気管に入り、入ってしまった異物に含まれる最近が原因で起こる肺炎です。
若い件っこうな方であれば、咳をして外へ出すことができますが、高齢者は異物を排除する力が弱く、さらに抵抗力や免疫力が下がっていたり、脳梗塞などの脳血管障害がある場合は誤嚥性肺炎になりやすいといわれています。
予防するためには、①食べ物はよく噛んでゆっくり食べるようにする。②異物が気管に入ったら、うつぶせで背中を叩くなどして、できるだけ早く外へ出す。③歯磨きやうがいをして、口の中をいつも清潔に保つ。④寝たきりの状態は避け、上体を起こした姿勢をできるだけ保つ。⑤首の筋力を鍛える嚥下(えんげ)おでこ体操を行い、誤嚥を防ぐようにします。
嚥下おでこ体操とは、額に手を当てて抵抗を加え、おへそをのぞき込むように強く下を向く体操です。手軽にできて即時効果があるので、毎食前に5秒間10回行いましょう。