野山のダニに咬まれると?

日本紅斑熱などに感染
春から秋は、ハイキング、農作業など、山や草むらで活動をする機会が多くなります。野山に生息するダニに咬まれると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、つつが虫病、ライム病などに感染することがあります。
ダニに咬まれないためには、①帽子、手袋を着用し肌の露出を少なくする、②長袖、長ズボン、登山用スパッツを着用し、シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、③足を完全に覆う靴を履く、④マダニを目視で確認しやすくするため、明るい色の服を着るようにし、上着や作業着は家の中に持ち込まないようにします。また、屋外活動後は入浴し、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、髪の毛の中などにマダニに咬まれていないかを確認してください。
ダニに咬まれたときは無理に引き抜こうとせず、医療機関でマダニの除去などを行い、その際には、①野外活動の日付け、②場所、③発症前の行動を伝えてください。